久しぶりにキットを作った(秋月オシロキット)
以前から気になっていて、作ろうと思っていたのだが、なかなかそう時間が空かずに忘れていたものがいくつかある。
今回作った秋月のオシロキットもそうだ。購入したのはもうそろそろ2年ばかり前の話だ。秋月には、いつの間にかアップグレード版(? ディスプレイの違い程度か?)が出ているし、もう店頭在庫物になっている模様。
買ってあったのはすでにSMDは実装済みのやつで、あんまり面白くは無いのだが、面倒くさくないのがいいところである。時は金なりだ(違
それでも組み立てに正味2時間ほどかかってしまった。こんなにはんだ付けしたのは久しぶりであるし、既にパーツの表面に酸化膜が形成されているからなのか、はんだの乗りが悪いったらありゃしない。
ついでに、ほぼ同時期に買ってあったファンクションジェネレータも組み立ててしまう。こちらは部品点数も少なく、かなり短時間に組み上がった。なんで一緒に作ったかと言えば、オシロキットで波形を見るためなのだが…これはニワトリタマゴの関係でもあったりする(オシロで波形を見るための波形ジェネレータの調整をするためのオシロ…)。
まあ仕方ない。手持ちのオシロを出す(最初から出せよ>自分)。波形はそれなりに出ているようだ。
オシロキットに戻って、こちらもそれなりに動いている。調整用矩形波も出ているし、とっととジェネレータの出力を見てみる…うん、いい感じ。と言うか、ジェネレータ側の調整不足でサイン波と三角波がほとんど同じという…機会があったら調整しよう。
なかなか面白いな、オシロキット。それなりに趣味レベルなら使えるし、最悪破壊してもまあ5k弱だし。
ちなみに、何故かDiがブリッジ分入っておらず1本のみだったので、手元のDiを使ってブリッジ化した。これでもちろんAC/DCアダプタの極性は無関係。
そのAC/DCアダプタは、以前安く仕入れていたIBM製オプション(CD-ROMだったか?)のためのアダプタで、手元のジャックと交換した。このアダプタは案外小さく、100Vプラグ部分が折りたためるので重宝する。
そういやあ電源LEDのパターンもあるのだが、使われておらず。手元のLEDを追加してみる。実は既に作った後なので、LCDパネルに阻まれてまともにつけられない…表面に実装!
ついでにエネループなんぞで動かせるようにしたいな、ってことで、手元の単3x6バッテリケースを電源部分から枝配線。途中で一応余りのコネクタを使っておくが、スイッチは適当なものが無いので付けなかった。まあいいや。
ただしこれだと当然1.2vの6倍で7.2v(実際はもうちょっと高いが)。標準実装の7805をドライブするには厳しいので、ここは4805と変更。4805であれば低ドロップだから7.2vでも動くだろう、と言うか、動いた。ちなみにこれも既に組み上げた後なので、変更はちと骨が折れた(スルーホールと7805を生還させたかったので)。
ちなみに9vと言っても、006Pなんぞでは負荷が高すぎて使えないのだ。あの電池は100mAオーダーで取り出すべきではない。
実は手元にキットのものとは別の、ひと回り大きなLCDパネル(I/Fは同じらしい)があるので、そちらに載せ替えることも検討した。しかしそうすると元の筐体(ったって、板で挟んでいるだけだが)には入らないので断念――筐体まで考えるのは面倒。
他にも、プローブ端子をRCAピンでは無く同軸化するという定番もあるのだが、このオシロキットにはむしろ手作り感のあるRCAピンのままのほうがいい。ただしさすがにミノムシプローブは嫌なので、ここはICテストクリップにしたが…むしろテストピンプラグのほうが見た目が良かったかも? あとジャック側にICテストクリップを付けて、合体できるようにするとか(手作りプローブモドキ)。いいかもな。
それから、もちろんファームのアップデートも行った。AVRライタは持ってる――ただし使ったのはこれが初めて(苦笑)。なんだか画面の書き換えが劇的に速くなった気がする。サンプリングスピードも上がったようだ(ホントかな?)。
そんなこんなで一日を費やしたが、久しぶりに工作すると面白いもんだな。
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