欠けた魔法陣

　例えば、だ――

　何年、何十年も修行に励み、使役するための魔物を呼び出す魔法陣を描く。
　魔法陣に魔物が呼び出され、最初のうちは大人しく言う事を聞いている。
　ふと気づく、魔法陣の一部分がもろくも消えそうである。そして消えた。
　魔物は魔法陣から外界に出てしまった！

　こうして魔法使いの旅ははじまった。

　そしてある日、誰へともなくつぶやく。
「私は外界の魔物を討つべく、魔物の軍勢と戦ってきた。
　もう心身共に極限に近い。しかし私は最後まで戦う！」

＃　ただし、魔物を呼び出し、逃したのは当人。

マリンピアは大丈夫か？

　小生の家系は、なぜか多くが宮城県住まいである。
　なのでたまに宮城県（と言うか仙台を起点）に遊びに行くことがある。いや、親戚連中には会うことは滅多に無いが。

　そこでこの大震災である。まあ、親戚連中に連絡がつくようになってから、幸いにも問題ないことは確認している。内陸部に住んでいることから大きな問題もなく、先日は電気も使えるようになったようだ（ガスと水はまだらしい）。

　しかし、実は一番気になるのは、マリンピアがどうなったのか？　だ（マリンピアは水族館である）。小職は宮城に行くと、ほぼ必ずマリンピアに行く。一番好きなのは、あのペンギンたちをぼーっと眺めていることだ。
　被災してどうなったのか……webサイト上では無事らしい。良かった。

　これから復旧・復興しなければならない宮城であるが、ほんの少しでも陰ながら役に立ちたいものだ。
　そしてまた次の機会に、あのペンギンたちに会う日を楽しみにしている。

ARが流行りっぽく見えてる

　先日出た3DSを含み、ARってことでAR用コードをカメラを通してみると、画面にキャラが表示される。
　正直、あんなものが『ARです！』と謳われていること自体に残念さを感じる。

　なんて志の低い技術表現方法なのだろう…。
　いや、別に3DSがARをどう使おうと構わないのだが、万人に対して「あれがARである」と定義付けられてしまいそうなところが残念なのだ。

売れそうにない機器

　某社から、○○関連製品を探しているってことで連絡が入り、早速プレゼン＆デモを行いに出かける。

　その場ではそれなりな雰囲気ながら、いろいろと質問が出た。例えばあれができないの？　これができないの？
　こちらも（今後も含めて実現が難しいことは）今はできない、対応予定、できます、回避手段があります…と説明を続けた。

　この辺りはどこに行って説明していても当然あることなので問題にはならないが、その某社とは数回お付き合いした割には、結局買ってもらえなかった。
　結構壮大なプロジェクトを検討されていたので、それに乗れなかったのは悔しい思いだった。

　後日実際に製品が某社から出た。
　部分的にはほとんど民生機器のカテゴリなので、たまたま目の前で触る機会に恵まれ、せっかくなのでその場で許す限り使ってみた。

　うむむ…正直…売れるのだろうか？　もちろん、売れたらいいのだけど。
　ただ、このような『狙いどころが分からない』製品が売れるのは、かなりの幸運かどんでん返し的機会に恵まれなければ、埋もれるだけだ。

　そして、あの時さんざん攻撃された『必要だ』『重要だ』featureは、記憶する限りをチェックしてみたが、何一つ入っていない。結局この製品は、あの部分に別の会社の製品を使っているはず。しかしこの程度のレベルであれば、小職が持っていったもので十分すぎるほどだし、プラスアルファも狙える。もしそういった実装が自社でできなければ、もちろん可能なところを紹介することが可能だ。

　あの時落とした要因の一つは、直接某社の担当者さんにお聞きしたところでは「ツールが若干使いづらかった」とのことであった。それがもし本当であれば、単にその時『使いづらい』と感じただけで、別会社の『使いやすい』（けれども企画段階で考えていたfeatureを入れることができない――つまり、開発側が負の意味で楽をする）ツールを使って、売れる芽も出しにくい（出さない？）ものに仕立てあげたとしか思えない。
　先方は大きな会社さんなので、お上の意向やしがらみにやられたのかも知れない。あんまり突くことはやめておこう。

　とまあそんな例からも『におう』のだが、ここ２～３年、色々な会社さんの担当者さんにお会いして話を聞いた上で、どうも『とにかく製品を作り上げること』のほうが意識されて、『売れる、良い製品を作ること』をないがしろにしているフシが多いように見受けられる（ちなみに私は営業ではないが、年間５０社ほどに足を運んでいる）。
　とても残念であるが…小職も製品が売れないので困ってます（オチ）。

Notion Ink Adamその３

　結局Adamは、お休み前のマシンとなっております――就寝前にこういうものを使うと、睡眠に影響して眠れなくなるらしい、とも聞きますが、こういうのが普通の生活なので、問題なく眠るときは眠っていますわ。

　しっかしどうも標準状態だと、（使おうと使うまいと）３日ほどでバッテリが空になってしまうため、ちょっと使い難い部分を持っている、とも言えます。ま、別途所持しているAndroidケータイはほぼ１日しかバッテリがもたないので、それよりははるかにマシなんですがね…無接点充電ができると嬉しいなあ（どちらも）。

　ま、Adam自体はふつーにWebアクセスできて、ふつーにYouTubeは見ることができる。お手軽スレートデバイスですな。そこらの中華パッドと比較しても多目のメモリを持っているので（値段も違いますが）、あれこれ立ち上げっぱなしでほとんど問題になったことがないです。

　それから、個人的には日本語入力に最初Simejiを使っていましたが、どうもランドスケープ時のキーが小さくて使いづらいので、結局OpenWnnに変えてしまいましたとさ。こっちは結構打ちやすい大きさになってます（そうさ、指が太いんだよ＞自分）。

　なんだかどこかで『新しいアプリのインストール方法が分からない、教えて～』などと目に入ったりして…そういう人は買うべきではないんですよ。ぐぐったらある程度の情報は出てくるから、聞く前に探せばいいだけなのだけど、それすらしないんでしょうか？
　ん？　英語が分からない？　勉強すればいーんです。必要なことは自前でどうにかして進まないと、勇者にはなれませんよねぇ（Oh! Xのネタっぽい言い方ですが）。要はやる気があるのかないのか、それだけ。最初から楽して使いたいのであれば、それなりに名の通っているメーカ品が沢山あるのだから、そういうのを買って手厚いサービスを受けるべきでしょう。Notion Ink Adamはそういうお子様・初心者向けではないですね。Lvの低い時点で戦ったら、すぐにHPが0になってGame overですよ。

――とまあ、そんなことはさておき。
　ここの所使ってみて感想…いや、Adamの弱点・難点を列記してみる。

・意外とバッテリがもたない
　とは言え、Androidケータイよりはマシかも。
・pQi版はお世辞にも画質が良いとは言えない
　が、バックライトoffでも日光下でそれなりに見えるし、onでも真っ暗ならそれなりの鮮やかさ（？）で見える。個人的には大丈夫だ、問ｄ（以下略）。
・Androidについて慣れていないと日本語化もできない
　こういうAndroid端末を使おうとして・使っていて、そういうことを知らない人もほぼ居ないでしょうけど。それくらい分かるLvになっていないと、回復剤がぶ飲みするような羽目になるかと。
・標準ではマーケットが使えず、これもAndroidについてアプリの追加方法に慣れていないと困るかも
　マーケットを使えるようにすればいいだけ。
・元々のHomeスクリーンは使い易さ／つらさに一長一短
　どうせ別のHome（ランチャ）に変更するから大丈夫だ、問ｄ（以下略）。
・どうもGPSのon/offおよび動作が不安定
　手元の新旧複数のGPSと比較してもそんな感じ。Google Maps(Mobile)が現在地を表示しないし…GPSがきちんと初期化がされていないのか？　あんまり使わないので追試もしておらず。ちなみにOSMとか言う地図ソフトは、日本国内の情報が非常に少なく役に立ちませんな（まるでNokia Map並み！　USに行ってるときは重宝したんですけどねぇ）。
・画面向かって左端上部にタッチ型アイコンが並んでおり、右利きの自分としては持ち方を考えてしまう
　実は左利きの人のほうが使いやすいかも。

　とまあこんな感じで。

　なんか文章を書くためには、ポートレイト持ちしてタイプライターキーの親指打ちか日本語フリックで入力するのが速いような気がします。
　個人的にはどこぞの中華パッドのような、ケース一体型キーボード（確か、USB接続）が欲しいような気もしますな。ケースが簡易スタンドになると更にgoodです。スタイリッシュにAdamが入りそうなヤツは無いですかね～。

「放射線量が高くて近づけない」

　だから打てる手が少ないらしい。
　それが今まで「安全です」と言ってきたものであることは、間違いない。

　近づけないから手が打てない…そう言いたいように聞こえる。正直言わせてもらえば、どこぞの誰かが言った「寝てないんだ！」発言に近しいものがある。
　いざという時に近づけないものを運用しているのは一体誰だ？　建造した（建造させた）のは誰だ？

　事故が何も起こっていないときってのは、なんだって「安全」だろう。
　近づけず、何もできず、それでも社会的責任を負わないで終わることは無い――と思いたい。

そらみろ原子力

　先に書いておくが、個人的には原発反対派・原発否定派である。

　人間というのは自分が痛くならなければ、その痛みは分からないものだ。

　もしかしたら、もう少しで痛みが分かるようになるかも知れない…。

お涙ちょーだい、地震報道

　報道関係の無意味な番組ばかりが目立つ。
「取材しに来た」らしいが、それどころではないのは分かるだろうに…。自分の家族と会えなかったり亡くなったりした後に、そんなインタビューを受けたいと思うのかね？＞記者

　個人的にマスコミにやって欲しいのは、どこがどんな惨状なのか放映することではない。まずは、安否を気遣う人々のための役に立つことだろう。それはたとえば単純に、どこそこの避難所にいる人々の一覧を作って表示することや、あちこちの避難所リストを配布することなど、それだけのフットワークがあるのならできるであろう。

　また、あちこち分断された道路や、巨大な水たまり、まだ危険な場所など、取材しているのであれば、それを地図化して表示させればいい。『ここ付近は絶対に立ち寄るべきではない』とか、『ここに避難所』など、目安となる地図を作ること。

　すべてを飲み込む津波のビデオばかり流して、『お涙ちょーだい』を狙うマスゴミには、ほとほと残念さがある。これならtvkがほかの番組を映しながら（神奈川県民向け？の）情報をテロップで流しっぱなしにしているほうが、よっぽど役に立つ。

　その場の辛さや涙を見たいのではないってこと、なぜ分からない？
　これはエンターティンメントでも映画でもないのだ。

三陸沖マグニチュード８．８

…そんなアニメか何かがあったような気がする（東京～かな？）。

さてこの時間にまだ東京近辺、実はオフィスから帰れない組の一人となりました（苦笑）。
オフィス内ではいくつかのグループで飲み会が開かれていて、楽しそう（うるさい）。

こちらはそんな飲む気にもなれず、ダラダラと時間を過ごしていたりなんたり。
ちょっとねぇ、歩き回った後にスーツ姿で３～４時間も徒歩で帰りたくないもんで、このまま寝泊まりだな～。まだ仕事で寝泊まり（仕事だと寝れないけど）じゃないだけいいかもな。

しっかし、深夜になっても余震は続きますな。
親戚が宮城にいくらか居るのだけど、まったく連絡がつかないままですわ。ま、その辺りは実家に任せておこう。

なーんもやる気がせんわ～。
明日はJRかKQが動いているといいなぁ。