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2008/07/17

どこだって一緒

 Webを見ていたら、某所にて勤務医の状況がどーのこーの載っていた。
 ここで分かりやすい部分を抜粋して、自分の居る業界において(知る限りで)当てはめてみた。

「――組込み開発業務を行う中小企業では現在、サービス残業がまかり通っている。休日は月に8日前後ではあるが、受注している仕事によっているために土日が普通に休めればかなりよい方。年収の総額は500から600万前後、安いからといって通常はアルバイト・副業はできず、安定性も会社自体が自転車操業に近しいものがある場合もあり微妙である。

 このまま勤務しても、精神的不安定でリタイアする話も周りから聞く場合もあり、退職金なんて微々たるもの。毎日のように顧客に良い顔をしていなくてはならない煩わしさや、日々の業務の精神的負担を考慮すると、時間どころか人間的喪失感を覚えることもしばしばある――」

 とまあこんな具合。
 これくらいのことは、どんな職種にも当てはまりそうだ。

 勤務医は患者からの理解があれば救われるそうだ。それはそうであろう、働くことは人と人とのコミュニケーションと言い換えられるほど近しい意味をもっていることが多々あるからだ。
 しかし、組込み業界でカスタマから理解を得ることは、そう多くは無いと私は考えている。受注したから(どんなに無理があっても)できて当然と思われる世界である。とてもそんな理解を得るなんてことはできそうにない。

 いずれにせよ言いたいことは、勤務医であろうと無かろうと、いろいろな職種で似たような状態にいる層は山ほどあるってことだ。
 何より病院関係のみが恒常的なこの状態にマヒしているわけではないのである。

 だからといって、何が変わるわけでもないのだが……。

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コメント

む、俺のことかと思ったぜwwwww

接客業あたりはもっと悲惨ぽい気もするがなー

投稿: p | 2008/07/18 15:49

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