知るということ
まれに、こんな事を言う人が居る(もしくはそんな文章に目を通す時がある)。シチュエーションは、まあ取り敢えず『オシエテ君』を相手にしている時だと思ってもらっても、あながちウソではない。
「知っている人にとっては普通だけど、知らない人にとっては難しいのですよ」
……だから?
では、私はこの世に生を受けてから、すぐそれを知っていたのか? できていたのか? 生まれたときから大人か?
もちろん最初から知らないし、知るように努力したのだ――努力なんて言うのはおこがましいが、代償に労力と時間を払って受け取った、とでも言い換えてみるか。
そういうことを自前でせずに、人から聞いて終わらせようなんて言語道断。
そんなことを言う程度の価値しか認めないのであれば、聞かなければ宜しかろう。なんでも自分ひとりで終わらせちゃってください。
# まあ、大体にしてこういう事を言う人は単にワガママ子供か、信頼性に欠けるから
# 任せられない人間なのか、そんなあたりであろうな。
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